“不埓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふらち97.8%
ふとい2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それだけにしばしの不埓ふらち容赦ようしゃされたいというのが、せめてもの彼の願いであった。そして、ひまさえあれば、足は柳島の方へ向った。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
「なにッ、賄賂止めとは何を申すかッ。この制札が賄賂止めとは何ごとじゃッ。不埓ふらちな暴言申さば、御直参たりとも容赦ござらぬぞッ」
配分はいぶんして侠客をとこづくで呑込のみこんで居てやつたのに金を何で貴殿おまへみついだなどとは不埓ふとい云樣いひやうだと泣聲なきごゑを出して云ひつのるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)