“語合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたりあ44.4%
かたら33.3%
かたらひ11.1%
かたらふ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お母様のお部屋では取止とりとめもないことを語合かたりあって、つい笑い声も立てました。暇乞いとまごいをすると、用がないからと、いつも送って下さいます。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
三人さんにん各自てんで手分てわけをして、会員くわいゝん募集ぼしうする事につた、学校にる者、ならび其以外それいぐわいの者をも語合かたらつて、惣勢そうぜい二十五にんましたらうか、其内そのうち過半くわはん予備門よびもんの学生でした
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
サア何ぢやおのれ五ヶ年の間江戸へ奉公ほうこうに出し留守中るすちう家内の者惣内が扶持を受し恩をも思はず惣内に不義ふぎ汚名をめいを負せ己れがほかにて語合かたらひし女を妻に致さんが爲罪なき伯父の娘恩ある惣内そうないへ惡名を付先妻せんさい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
神佛の感應かんおうまし/\天よりして養子やうしにせよと授け給ひし者成べし此家をつがせん者末頼母すゑたのもしと語合かたらふを吉之助ひそかに聞て心の内に冷笑あざわらへど時節を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)