“養子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やうし41.7%
ようし33.3%
せがれ8.3%
やしないご8.3%
ようこ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神佛の感應かんおうまし/\天よりして養子やうしにせよと授け給ひし者成べし此家をつがせん者末頼母すゑたのもしと語合かたらふを吉之助ひそかに聞て心の内に冷笑あざわらへど時節を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それから早速さっそくひとたのんで、だんだん先方せんぽう身元みもとしらべてると、生憎あいにくおとこほう一人ひとり息子むすこで、とても養子ようしにはかれない身分みぶんなのでした。
かたぶけ是は/\何方いづかたより御越にや何處の御方樣にて候ひしか御病人なるや又御見舞みまひに上りますのでござるかと思ひも寄らぬ挨拶に千太郎は長庵がたはむれにやと思ひけれどもなほ叮嚀ていねいによもやお見忘れはなさるまじ私しは伊勢屋五兵衞の養子せがれ千太郎にて候なり段々と小夜衣がとこに付いてはお骨折ほねをりなにとも有難くぞんじ奉つる夫れ付き今日は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ほかに養子やしないごが二人ある。一人は秋好中宮と言って、六条御息所と、その夫、早く亡った先帝せんだいの皇太子との間の子である。
反省の文学源氏物語 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
長男の一郎と、長女の甲子と、次女の乙子と、夫人の里の遠縁の者の娘で甲子や乙子の世話をする養子ようこと、一郎の同級生の澤と、女中ののぶと鉄と、別荘番のじいやとばあやがいた。
九月一日 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)