“骨折”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほねおり48.8%
ほねお20.9%
ほねをり16.3%
ほねを11.6%
こっせつ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だんだんと骨折ほねおりが多くなってきて、ついにはこれで一生の暮らしを立てる人たちだけの、職業の技術のようになってしまうのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それでどうか、も一度お骨折ほねおり下すって、いばりもしなければへりくだりもしないように、よく言いきかして下さいませんでしょうか。
コーカサスの禿鷹 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
彼等は渡り鳥のやうにぱつとちらばつて社会の各方面に飛び込むだが、卒業証書が何よりもよく物を言ふ社会では、彼らの骨折ほねをりは一通りで無かつた。
泥棒どろぼう監獄かんごくをやぶつてげました。つきひかりをたよりにして、やまやま山奥やまおくの、やつとふか谿間たにまにかくれました。普通なみ大抵たいてい骨折ほねをりではありませんでした。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
この装置は、さっき戸倉の胸部きょうぶ骨折こっせつを調べるために使ったものであった。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)