“監獄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんごく81.5%
なか7.4%
バステリヤ7.4%
ひとや3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尖端せんたんうへけてゐるくぎと、へい、さてはまた別室べつしつ、こは露西亞ロシアおいて、たゞ病院びやうゐんと、監獄かんごくとにのみる、はかなき、あはれな、さびしい建物たてもの
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
私は自分の娘が監獄なかにはいったからといって、救援会にノコ/\やってくるのが何だかずるいような気がしてならないのですが……
(新字新仮名) / 小林多喜二(著)
が、もしこれがところにおいてはどうであろうか、公衆こうしゅうと、新聞紙しんぶんしとはかならずかくのごと監獄バステリヤは、とうに寸断すんだんにしてしまったであろう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ふたつなき阿古屋の玉をかき抱きわれ泣きほれて監獄ひとやに居たり
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)