“儚”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はかな72.3%
はか23.8%
あわ0.8%
0.8%
0.8%
はかない0.8%
はかの0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“儚”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語9.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.9%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
お徳の奴の文句がい、——「みんな消えてしまったんです。消えてはかなくなりにけりか。どうせ何でもそうしたもんね。」
片恋 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
かと思うと跡かられて行った、秋の薄日が追うようにして間もなくはかないその光を投げてぱーっと現われ出たりした。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
何となしに起るはかない気鬱きうつと、下腹に感ずる鈍い疼痛とうつうとがやむを得ずその決心に到らしめたのである。
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
で解剖される人に向ツて、格別はかないと思ふやうなことも無ければ、死の不幸を悲しむといふやうなことも無かツた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
そして、その悄悵しょうちょうとして、あわい音色のクラリオネットが、「ここは御国を」などの、聴き馴れたものを、一つ一つ教えこむように吹き鳴らす時、黙々と聴入った黒吉の胸の中には、何かしらぬ熱いものが、音もなく押上げられていた。
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
二の酉や十二階き空の青
異版 浅草灯籠 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
真実をかない態度とか、同情、愛というような私たち人間の感情を、古風な学問の範疇では道徳、倫理の枠に入れて考えて、科学とそういうものとは別々に云いもし、教えもしていた。
科学の精神を (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
しかし人智ははかないいものである。
戦争史大観 (新字新仮名) / 石原莞爾(著)
先年尾上おのえ家の養子で橘之助きつのすけといった名題俳優やくしゃが、年紀とし二十有五に満たず、肺を煩い、余り胸が痛いから白菊の露が飲みたいという意味の辞世の句を残してはかのうなり
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)