“はかな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
儚65.1%
果敢25.5%
果無5.4%
果敢無3.4%
墓薙0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その姿を見ると彼は、いつも自分の境遇に引き較べて、儚(はかな)い優越感を感じながら、心持ちだけ救われたようなタメ息をするのであった。
老巡査 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いよいよ御神燈(ごしんとう)のつづいた葭町の路地口(ろじぐち)へ来た時、長吉はもうこれ以上果敢(はかな)いとか悲しいとか思う元気さえなくなって、唯(た)だぼんやり
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その哀しき風景のかげにかくれた果無(はかな)い人生とが、いかにかの女の孤獨なたましひを泪ぐましめたか?‥‥それにかの女のこたへたのがこの作である。
その妓(こ)は仲の町のある家の抱えであったが、さっぱりお座敷がなくて姐さんや朋輩からも冷遇されていたが、ついにわが身を果敢無(はかな)んで死を択(えら)んだ。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
大体からいうと、墓薙(はかな)ぎ盆道(ぼんみち)作りなど、十五日の先祖の訪問の待受けに力を傾けていたが、同じ序(ついで)を以て井戸替(いどが)え虫払(むしはら)い、この日の水で洗うと汚れがよく落ちるといって、女たちは必ず髪を洗った。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)