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はかなぎ
ふりがな文庫
“はかなぎ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
墓薙
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
墓薙
(逆引き)
中央
(
ちうあう
)
に
青竹
(
あをだけ
)
の
線香立
(
せんかうたて
)
が
杙
(
くひ
)
のやうに
立
(
た
)
てられて、
石碑
(
せきひ
)
の
前
(
まへ
)
には
一
(
ひと
)
つづゝ
青竹
(
あをだけ
)
の
簀
(
す
)
の
子
(
こ
)
のやうな
小
(
ちひ
)
さな
棚
(
たな
)
が
作
(
つく
)
られた。
卯平
(
うへい
)
も
墓薙
(
はかなぎ
)
の
群
(
むれ
)
に
加
(
くは
)
はつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
大抵
(
たいてい
)
は
赤痢
(
せきり
)
に
罹
(
かゝ
)
つて
漸
(
やうや
)
く
身體
(
からだ
)
に
力
(
ちから
)
がついたばかりの
人々
(
ひと/″\
)
が
例年
(
れいねん
)
の
如
(
ごと
)
く
草刈鎌
(
くさかりがま
)
を
持
(
も
)
つて六
日
(
か
)
の
日
(
ひ
)
の
夕刻
(
ゆふこく
)
に
墓薙
(
はかなぎ
)
というて
出
(
で
)
た。
墓
(
はか
)
の
邊
(
ほとり
)
は
生
(
はえ
)
るに
任
(
まか
)
せた
草
(
くさ
)
が
刈拂
(
かりはら
)
はれて
見
(
み
)
るから
清潔
(
せいけつ
)
に
成
(
な
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
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