“草刈鎌”の読み方と例文
読み方割合
くさかりがま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
草刈鎌くさかりがまの一ちやうや二ちやうまへどうするもんぢやない、あつちへまはつてあしでもあらつてさあ」内儀かみさんのくちもとにはかすかなわらひがうかんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「金之助が來ずに、草刈鎌くさかりがまが飛んで來たのですよ、五日月いつかづきほどの凄いのが、闇の中からサツと娘の首筋を苅つたとしたらどんなものです」
それは、村でも評判の貞女ていじょだったある女が、寝惚けて、野らで使う草刈鎌くさかりがまをふるってその亭主を殺して了ったというのである。
夢遊病者の死 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)