“浮”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
52.9%
うか32.8%
うわ3.7%
うき3.4%
うは1.7%
うっ1.5%
うかん0.5%
うっか0.5%
うつ0.5%
うつか0.5%
(他:8)2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“浮”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸32.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)16.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
旅人たびびとつゆわかてば、細瀧ほそだき心太ところてんたちまかれて、饂飩うどん
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
余はコロボックルの遺物いぶつたる是等の角噐はじつぶくろの口として用ゐられしならんとしんずるなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
けれどもどうしてもほとゝぎすくやといふと、ほとゝぎすがいてゐる實際じつさい樣子ようすうかびます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
「まあ、あなただったの?」と、彼女は薄情はくじょう薄笑うすわらいをうかべて言った。——「こっちへいらっしゃい」
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
晴れ着の背に送られた蕃婦のうらやましそうな視線を意識しながら、妻君は急ぎの脚をふりむきもしないで、うわついた調子に答える。
霧の蕃社 (新字新仮名) / 中村地平(著)
ふっくらした厚い席の上で、彼女の身体からだうわつきながら早くうごくと共に、彼女の心にも柔らかで軽快な一種の動揺が起った。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
朝鮮から海を越して来る鶴は、足に一種の植物を持っていて、海上に降りる時にはこの植物をうきに使用すると信じられている。
何時いつ貴方あなたがお堅くしておられますから、すこしは、うきうきなされるようにと、それで奥様からくだされたものでございましょう」
水面に浮んだ女 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それに表がうは々してゐて、松竹館の方へママ持させてみたり、新宿をあけたりするから自然とダレたものが出来て来るのだ。
俺の生活は下らない感覚の顫動の為に攪乱かうらんされるやうな、そんなうはついたものではない。
公判 (新字旧仮名) / 平出修(著)
実はその庄吉の部屋でな賭博ばくちが始まって居ります所へうっかり手を出して負けた穴塞あなふさぎの金でございます
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と眞達がうっかり渡し口に眼を着けて居りますると、腰に差して居りましたる重ねあつの一刀を抜くより早く、ぷすりっと肩先深くあびせますと、ごろり横に倒れましたが、眞達は一生懸命、
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何もうかんで来なかったので、一昨年の元日の事を書いた。
元日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何故おもわれなかったろう? 物質界と表裏して詩人や哲学者がかえりみぬ精神界が別にあると、何故おもわれなかったろう? 人間の意識の表面にうかんだ別天地の精神界と違って、此精神界は着実で
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
事実元禄義士扱い。で、言葉も時代に、鄭重ていちょうに、生真面目きまじめ応対あいしらい。小児等は気を取られて、この味噌摺坊主に、笑うことも忘れてうっかりでいる。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「はあ。」と、うっかりした返事をする。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
でも、何かの話の拍子に大阪の雀鮨が好きだと、ついうつかり口を滑らしたので、その男はもうめたものだと思つた。
「書庫の設備ですか。」と卒業生はついうつかり口を滑らした。
五年ごねんとはたぬのに——うつかりした。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わたし佐渡さどところは、上野うへのから碓氷うすひえて、ゆき柏原かしはばら關山せきやま直江津なほえつまはりに新潟邊にひがたへんから、佐渡さど四十五里しじふごりなみうへ、とるか、きかするものだ、とうつかりしてた。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
林房雄ハヤシフサオトイウ一陣涼風イチジンリョウフウニソソノカサレ、カレテナセルワザニスギズ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
泊帆舟小トマイマーラングワや ちよてちびふゆさ
沖縄の旅 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そのコップの中に何かういて居るのも分らない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
所謂鮑を得ること多きが故に、岸沚の竹を燒て海中に沈置、朝にうかべる之に枝葉につく鮑恰もはえたる木子〔茸〕の如くなるとかや(伯耆民談)。
他計甚麽(竹島)雑誌 (旧字旧仮名) / 松浦武四郎(著)
ふみづかひ——それも恋路のうけあゆみ、へか——目守まもれば
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
はなやかに、巡礼衆がうけあゆみ、
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「ウフン」とか「エヘン」とか「オホン」とか「ウニャムニャ」とかいう誤魔化し気分、又はその当時のモテ加減なぞを思い出してっかり出た「ニヤニヤ」とか「ウフウフ」とかいう気持ちが、鼻の表現のうちを往来明滅するのを禁ずる事は出来ないのであります。
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「まさか冗談じょうだんに貰やしません。いくら僕だってそうふわついたところばかりから出来上ってるように解釈されちゃ可哀相かわいそうだ」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こう話しているうちに、向うの旅館へ岸本の方から押掛けて行って夜遅くまで互いに旅の思いを比べ合ったり、千村の方からも食事の度にこの下宿へ通って来て話し込んで行ったりした時のことが、岸本の胸にいて来た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)