“浮彫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うきぼり75.0%
うきぼ12.5%
レリーフ9.4%
カメオ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この壁柱かべはしら星座せいざそびえ、白雲はくうんまたがり、藍水らんすゐひたつて、つゆしづくちりばめ、下草したくさむぐらおのづから、はなきんとりむし浮彫うきぼりしたるせんく。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さりげなく人物や情景のみを浮彫うきぼりにさせてゐるときには、文字どほり人情本の一頁をひもどいてゐるやうな艶冶な舞台が見事に展開された。
吉原百人斬り (新字旧仮名) / 正岡容(著)
池を取り巻く四方の壁は羅馬時代の壁画や浮彫レリーフで一面に装飾され、楕円形を成した汀の床のところ/″\には、又しても例のケンタウルが一間置きぐらいに並んで居るのです。
金色の死 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
してるのです。あなたはこの浮彫カメオの頭と同じやうにそのことに就いてはまるで知つてはゐないのに。