“白雲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらくも54.2%
はくうん39.6%
しろくも6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其(そ)の下襲(したがさ)ねの緋鹿子(ひがのこ)に、足手(あして)の雪(ゆき)が照映(てりは)えて、女(をんな)の膚(はだえ)は朝桜(あさざくら)、白雲(しらくも)の裏(うら)越(こ)す日(ひ)の影(かげ)、血(ち)も通(かよ)ふ、と見(み)る内(うち)に、男(をとこ)の顔(かほ)は蒼(あを)く成(な)つた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
この壁柱(かべはしら)は星座(せいざ)に聳(そび)え、白雲(はくうん)に跨(また)がり、藍水(らんすゐ)に浸(ひた)つて、露(つゆ)と雫(しづく)を鏤(ちりば)め、下草(したくさ)の葎(むぐら)おのづから、花(はな)、禽(きん)、鳥(とり)、虫(むし)を浮彫(うきぼり)したる氈(せん)を敷(し)く。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
幹の影と自分の影とが地面にくっきりうつっていましたが、花は月の光をとおして、ぼーとうす明るく、まったく白雲(しろくも)のようでした。
山の別荘の少年 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)