山の別荘の少年やまのべっそうのしょうねん
私は一年間、ある山奥の別荘でくらしたことがあります。なかば洋館づくりの立派な別荘でした。番人をしている五十歳ばかりの夫婦者と、その甥にあたる正夫という少年がいるきりでした。私は正夫とすぐに親しくなって、いろいろなことを語りあい、いろいろなこ …
作品に特徴的な語句
下枝したえ ほほ りき 白雲しろくも ちち けだもの 見物けんぶつ せり 片隅かたすみ 腰掛こしかけ 脚絆きゃはん なわ やな 笈摺おいずる 竿さお 眼鏡めがね 畳針たたみばり おい 生捕いけど たぬき きつね さぎ 釣針つりばり 上唇うわくちびる ひげ 頬白ほおじろ かばん すずめ すみ のこぎり 銀河ぎんが 菅笠すげがさ 野山のやま 身体からだ とうと えり まき 落穂おちぼ 小父おじ 悠然ゆうぜん 急流きゅうりゅう 彗星すいせい みき 布団ふとん 巡礼じゅんれい 川床かわどこ 山鳩やまばと ふところ 小僧こぞう やつ 夢想むそう ほこり 口髭くちひげ 南方なんぽう にお 仕方しかた こずえ からす ふち 浅瀬あさせ 洞穴ほらあな 気味きみ 正夫まさお 椅子いす 焚火たきび 根本ねもと かき 枯木かれき 朝露あさつゆ 日傘ひがさ おの 挨拶あいさつ 手甲てっこう