“芹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せり97.6%
ぜり2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの田圃の畔を流れる川の水は綺麗だったなあ、せりが——芹が川の中に青々と沈んでいやがった。ふなを捕ったり、泥鰌どじょうを取ったり……
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「なるほど、二十一歳、身分はなし、年に千二百フラン、ポンメルシー男爵夫人が八百屋やおやに二スーのせりを買いに行こうってわけだな。」
いぬぜりふる山楂子さんざしの垣根のはしに連なりぬ。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)