“搗布”の読み方と例文
読み方割合
かちめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其日散歩に出て見た時浜で搗布かちめを焼いて居る煙が重相に靡いて居た。穢い漁師の女房等は海から搗布を刈つて来てはぶつ/\と火で焼く。其灰が沃度の原料である。
隣室の客 (新字旧仮名) / 長塚節(著)
長濱の搗布かちめ燒く女は五月雨の雨間の岡に麥の穗を燒く
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)