“巣立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すだち55.6%
すだ44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この談話はなしを聴いた女学生は今ではそれ/″\巣立すだちをして人の細君かないになつてゐるが、誰一人詩人や芸術家にはかたづいてゐないらしいから、髯の有無あるなしは余り問題にはしてゐない。
この『小桜縅』から田山花袋たやまかたいが出身したはうぐいすの巣から杜鵑ほととぎす巣立すだちしたようなものだ。
彼女といっしょに巣立すだった早苗たちは、もう未来への羽ばたきを、それぞれの環境かんきょうのなかで支度したくしている。将来への希望について書かせたとき、早苗は教師と書いていた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
「わあっ。」と、いうこえがしました。しかし、もうすずめは、巣立すだっていませんでした。
すずめの巣 (新字新仮名) / 小川未明(著)