“梅見”の読み方と例文
読み方割合
うめみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある殿との領分巡回りょうぶんめぐりの途中、菊の咲いた百姓家に床几しょうぎを据えると、背戸畑せどばたけの梅の枝に、おおきな瓢箪がつるしてある。梅見うめみと言う時節でない。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ありし梅見うめみ留守るすのほど、實家じつかむかひとて金紋きんもんくるまころよりのこと、お美尾みを兎角とかくものおもひしづまりて、ふかくは良人おつといさめもせず、うつ/\とおくつて實家じつかへのあしいとゞしうちか
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)