“諫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いさ91.4%
いさめ6.6%
いまし1.0%
いさむ0.5%
さと0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
証人の一人(菓子製造人のモンターニ)がこれをたしなめる、またはいさめる言葉だと言っているが、それはこの場合もっともなんだ。
光秀陣中の場は光秀が死を決して斎藤大八郎のいさめを用ゐぬ処なるが、ここも双方共あまり先を見通し過ぎてまことらしからず。
しかも天子様はイクラお側の者がいましめてもぬかに釘どころか、ウッカリ御機嫌に触れたために、冤罪えんざいで殺される忠臣が続々という有様だ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一 嫉妬の心努〻ゆめゆめおこすべからず。男婬乱なればいさむべし。いかりうらむべからず。ねたみ甚しければ其気色言葉も恐敷すさまじくして、却て夫にうとまれ見限らるゝ物なり。若し夫不義あやまちあらば我色をやわらげ声をやわらかにして諫べし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
若い忠興はふと軽んじるような念を抱いたが、いつか佐和山城内で、父の藤孝からねんごろにさとされたことばを思い出して
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)