“諷諫”の読み方と例文
読み方割合
ふうかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天皇は日頃にも似ず、上皇に対して直々諷諫ふうかんをこゝろみた。上皇の忿怒ふんぬいかばかり。その日を期して、二人はまつたく不和だつた。
道鏡 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
裔一は置土産に僕を諷諫ふうかんしたのである。僕は一寸腹が立った。何もその位な事を人に聞かなくても好いと思う。それも人による。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
妾をおくことを、お家のための重大責任として家来が諷諫ふうかんしたものでありました。けれども能登守は、それを悟らぬもののようであります。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)