“諷諭”の読み方と例文
読み方割合
ふうゆ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
説教や訓戒や諷諭ふうゆなどをいたさないその思いやりの深い態度のうちにこそ、本当に伝道的な何物かがあるのではありませんでしょうか。
古写本こしやほんの作者は、この悪魔の話なるものをうるがんの諷諭ふうゆだと解してゐる。——信長が或時、その姫君に懸想けさうして、たつて自分の意に従はせようとした。
悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その手紙の終に諷諭ふうゆの意を寄せたらしく書き添えてある兄の三十一文字みそひともじを繰返して見た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)