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諫
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いさめ
ふりがな文庫
“
諫
(
いさめ
)” の例文
光秀陣中の場は光秀が死を決して斎藤大八郎の
諫
(
いさめ
)
を用ゐぬ処なるが、ここも双方共あまり先を見通し過ぎて
実
(
まこと
)
らしからず。
明治座評:(明治二十九年四月)
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
あるとき、什物を取出し売るを、一人の僧見て
諫
(
いさめ
)
を加へけるに、聞入れざれば、この由住持に告げ、
追退
(
おいの
)
け給はずば、ために悪しかりなんと言ふ。
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
親王はこの
諫
(
いさめ
)
を耳にも掛けず、自ら被告の手を執ってこれを連れ去ろうとせられたから、ガスコインはこれを制止し、大喝一声、親王に向って退廷を命じた。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
殺し
盜
(
ぬすみ
)
などする者に非ず何か謂れの有さうな事と
明暮
(
あけくれ
)
悲
(
かなし
)
み
歎
(
なげ
)
き一
向
(
かう
)
食事
(
しよくじ
)
も致さぬ
故
(
ゆゑ
)
我等
(
われら
)
母
(
はゝ
)
を
諫
(
いさめ
)
江戸
(
えど
)
へ參り樣子を承まはり申さんと云て大坂を立出昨日六
郷
(
がう
)
の渡しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
○去年とは
昌泰
(
しやうたい
)
三年なり(延喜元年の一年まへ)其年の九月十三夜、 清涼殿に
侍候
(
じかう
)
ありし時、秋思といふ
題
(
だい
)
を玉はりしに、
詩
(
し
)
の
意
(
こゝろ
)
にことよせて
諫
(
いさめ
)
たてまつりしに
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
それはソフイア・イワノフナと、さつき倒れさうになつた時支へてくれた商人とである。セルギウスは体を大切にして貰ひたいと云ふ人の
諫
(
いさめ
)
も聴かずに、勤行を続けた。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
自分の塾に門生としていた関係があるから師の
諫
(
いさめ
)
なら胆に銘じるものと考えたのであろうが、どうして、彼と来ては父春水をさえ道学先生と
侮
(
あなど
)
り、茶山なども愚にしていた男だ。
梅颸の杖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
されば日に増し募る入道が無道の
行爲
(
ふるまひ
)
、一朝の怒に其の身を忘れ、小松内府の
諫
(
いさめ
)
をも用ひず、恐れ多くも後白河法皇を
鳥羽
(
とば
)
の北殿に押籠め奉り、卿相雲客の或は累代の官職を
褫
(
はが
)
れ
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
「お前達の
諫
(
いさめ
)
を聞かないで厳島に城を築いて見たが、よく考えてみると、ひどい失策をしたもんだ。敵に取られる為に城を築いたようなもんだ。あすこを取られては味方の一大事である」
厳島合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「
諫
(
いさめ
)
に従う事流るるがごとしとは僕の事を云ったものだよ」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
あなたのお耳に入れたい
諫
(
いさめ
)
の情に駆られまして
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
下
化城諭品
(
けじょうゆぼん
)
の
諫
(
いさめ
)
も
聴
(
きか
)
ぬ
執着
(
しゅうじゃく
)
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
○去年とは
昌泰
(
しやうたい
)
三年なり(延喜元年の一年まへ)其年の九月十三夜、 清涼殿に
侍候
(
じかう
)
ありし時、秋思といふ
題
(
だい
)
を玉はりしに、
詩
(
し
)
の
意
(
こゝろ
)
にことよせて
諫
(
いさめ
)
たてまつりしに
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
久八が
隙
(
すか
)
さず
袂
(
たもと
)
に取
縋
(
すが
)
り此程もあれほど御
諫
(
いさめ
)
申せしにお通ひ成るは何事ぞ其後も度々御見かけ申せど此久八に
隱
(
かく
)
れ
廻
(
まは
)
り少しも御身の落付ぬは如何なる
天魔
(
てんま
)
が
魅入
(
みい
)
りしやと涙を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
樂
(
たの
)
しみに
暮
(
くら
)
し給へと
種々
(
いろ/\
)
に
宥
(
なだ
)
めつ
透
(
すか
)
しつ
諫
(
いさめ
)
ると雖もお光は更に思ひ止るべき
所存
(
しよぞん
)
無
(
なけ
)
れば猶押
返
(
かへ
)
して頼みけるに清右衞門一
圓
(
ゑん
)
取用ひ呉ざれば
詮術
(
せんすべ
)
なさに
凄々
(
すご/\
)
と我が屋へ
社
(
こそ
)
は
立戻
(
たちもど
)
れど
熟々
(
つく/″\
)
思へば
懷
(
おも
)
ふ程無念悔しさ
止難
(
やみがた
)
ければ
店請人
(
たなうけにん
)
清右衞門を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
諫
漢検準1級
部首:⾔
16画
“諫”を含む語句
諫言
切諫
諫止
諫書
諷諫
苦諫
忠諫
諫早
直諫
諫奏
諫争
諫鼓
御諫言
諫諍
諫議
諫言立
諫説
御諫止
諫誡
強諫
...