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『艸木虫魚』
ふりがな文庫
『
艸木虫魚
(
そうもくちゅうぎょ
)
』
柚の木の梢高く柚子の実のかかっているのを見るときほど、秋のわびしさをしみじみと身に感ずるものはない。豊熟した胸のふくらみを林檎に、軽い憂鬱を柿に、清明を梨に、素朴を栗に授けた秋は、最後に残されたわびしさと苦笑とを柚子に与えている。苦笑はつよ …
著者
薄田泣菫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3時間49分(500文字/分)
朗読目安時間
約6時間21分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
為
(
しよ
)
生
(
はや
)
文
(
サイズ
)
熟
(
つ
)
饗応
(
ふるまい
)
飜
(
か
)
免
(
ゆるし
)
遊女
(
おやま
)
傍
(
かたえ
)
吝
(
しわ
)
発見
(
めっけ
)
生
(
な
)
可憫
(
かあい
)
喧嘩
(
いさかい
)
輩
(
てあい
)
頭
(
かぶり
)
陥
(
はま
)
横顔
(
プロフィル
)
更
(
かわ
)
配
(
あしら
)
明
(
あきらか
)
方
(
ぽう
)
速力
(
あし
)
後
(
ご
)
俯
(
うつ
)
此寺
(
こちら
)
肉
(
み
)
臭気
(
くさみ
)
茹
(
う
)
愚
(
ばか
)
外
(
そ
)
存
(
ながら
)
強請
(
せが
)
上気
(
のぼせ
)
生
(
なま
)
飲料
(
のみしろ
)
代物
(
だいもつ
)
潜
(
もぐ
)
会場
(
ホオル
)
油揚
(
フライ
)
先日
(
こないだ
)
処女
(
きむすめ
)
閉
(
た
)
楽
(
らく
)
楣
(
まぐさ
)
背
(
せな
)
反抗
(
はむか
)
脅
(
おびや
)
末生
(
うらなり
)
呟
(
ぼや
)
普通
(
ただ
)
是
(
ぜ
)
故
(
せい
)
噫
(
おくび
)
抑揚
(
めりはり
)
蓋
(
かさ
)
悶着
(
もめ
)
辛抱
(
がまん
)
蕪
(
ぶ
)
失敗
(
しくじり
)
復讐
(
しかえし
)
踏
(
ふま
)
強請
(
ねだ
)
尋
(
ひろ
)
小
(
ち
)
財
(
かね
)
記憶
(
おぼえ
)
店構
(
みせがま
)
痺
(
しびれ
)
留針
(
とめばり
)
獲
(
と
)
煽飲
(
あお
)
濫費
(
むだづかい
)
漁獲
(
すなどり
)
糞
(
ふん
)
活
(
いき
)
糸杉
(
サイプレス
)
毬
(
いが
)
職業
(
しごと
)
歪形
(
いびつがた
)
肉
(
じし
)
肉塊
(
ししむら
)
脂
(
やに
)
臍
(
ほぞ
)
至
(
いたり
)
故郷
(
くに
)
捌
(
は
)
忌諱
(
きい
)
御器
(
おうつわ
)
徒渉
(
かちわた
)
後々
(
あとあと
)
被
(
き
)
幽魂
(
たましい
)
幸福
(
しあわせ
)
帷
(
カアテン
)
姿
(
なり
)
交際
(
つきあい
)
奴
(
め
)
妓
(
おんな
)
唐物
(
からもの
)