“末生”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
まっしょう	33.3%
うらな	33.3%
うらなり	33.3%

まっしょう

仏への追善だ。それだけは、ひきうける。一生末生（まっしょう）、おまえは食うに困らせぬ。……そうだ、夜が白む。はやく葬儀屋（そうぎや）へ行って、棺桶を

新・水滸伝 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

うらな

初生（はつな）りと末生（うらな）りの差異が現れて来たのか、菊太郎君は僕よりも発育が好かった。頭の大きいくらいのものは体躯（からだ）も釣合を保つ為めに自ら比例を求めるのらしい。丈が高い上に骨太（ほねぶと）だった。

勝ち運負け運 (新字新仮名) ／ 佐々木邦(著)

うらなり

出来の悪い冬瓜の末生（うらなり）を見ると、じき思い出されるのは、風羅念仏の俳人惟然坊の頭である。この俳人は生れつき頭が柔かいので、夜寝るのに枕の堅いのが大嫌いであった。

艸木虫魚 (新字新仮名) ／ 薄田泣菫(著)

末	常用漢字 小４ 部首:⽊ 5画
生	常用漢字 小１ 部首:⽣ 5画