“末子”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ばっし55.6%
まっし14.8%
すえっこ11.1%
すえこ7.4%
ばつし7.4%
すゑこ3.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“末子”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗史・民俗誌・民族誌3.0%
文学 > 中国文学 > 小説 物語1.9%
歴史 > 伝記 > 個人伝記1.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
末子ばっしのチンコッきりおじさんが家督をついだ時分には、もうそんな、放蕩児ほうとうじなぞ気にかけていられない世のせわしさだった。
赤い碁盤縞ごばんじまのフロックを着た先生の末子ばっし愛想あいそに出て来たが、うっかり放屁ほうひしたので、学生がドッと笑い出した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
その中に、太宰府の家臣、畦倉豊前守あぜくらぶぜんのかみ末子まっし井筒丸もいて、頼尚よりひさの姿を見ると、わっと泣いて、頼尚の足もとへ泣き仆れ、
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「俺は今までこんなことを口に出したことも無い」と民助は弟を前に置いて、最早もはやこの世に居ない父の道徳上の欠陥が末子まっしの岸本にまで伝わりのこっているのを悲むかのような口調で言った。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
岸本は末子すえっこのことでもあり年齢としもまだちいさかったから、それほどの目にもわなかったが、どうかすると民助兄なぞは弓のおれで打たれた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この女房の母親おふくろで、年紀としの相違が五十のうえ、余り間があり過ぎるようだけれども、これは女房が大勢の娘の中に一番末子すえっこである所為せいで、それ
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と聞いてみると、末子すえこのがあり、下女げじょのおとくのがある。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
古い鏡台古い箪笥たんす、そういう道具の類ばかりはそれでも長くあって、毎朝私の家の末子すえこが髪をとかしに行くのもその鏡の前であるが、長い年月と共に、いろいろな思い出すらも薄らいで来た。
分配 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
此処ここから船を乗替へて南阿のトランスバアルに居る末子ばつしもとふのださうだ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
波右衛門の末子ばつし大阪に入り、町奉行組与力となる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
とうさんのうちには、いま太郎たらうに、次郎じらうに、末子すゑこの三にんます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
そのときとうさんはいま末子すゑこよりとしが二つもしたでしたからね。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)