“放屁”の読み方と例文
読み方割合
ほうひ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤い碁盤縞ごばんじまのフロックを着た先生の末子ばっし愛想あいそに出て来たが、うっかり放屁ほうひしたので、学生がドッと笑い出した。其子が泣き出した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
軍人志頤で、陸軍大将を終生の希望とし、乱暴して放屁ほうひするをえらいように思っていたと、二葉亭自身の口から聞いた。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
或る日文案を文挟ふばさみに挟んで左大臣の前に捧げて行き、それを時平に渡そうとするはずみにわざと音高く放屁ほうひをした。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)