“末期”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつご87.2%
いまわ4.3%
まっき4.3%
まつき2.1%
いまは1.1%
マツゴ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その末期まつごの思ひに、われとわが罪をあらはし、思ふ事包まず書残して後の世の戒めとなし、罪障懺悔のよすがともなさむとて、かくなむ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そのまま久能は鼓を取り得ずに逃げ帰って間もなく息を引き取ったが、その末期いまわにこんなことを云った。
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
古い池のように、ここの人心も文化も、よどみきっていた。あらゆるものに末期まっきが感じられる。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このとき噴火口内ふんかこうない出現しゆつげんしたたか二百米にひやくめーとる鎔岩塔ようがんとうめづらしいものであつたが、それは噴火ふんか末期まつきおい次第しだい崩壞ほうかい消失しようしつしてしまつた。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
法名といふものも年月もしるさで、三十一字に末期いまはの心を哀れにもべたり。