“まっき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
末期50.0%
真黄25.0%
末季12.5%
末紀12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道太の見たのはおそらくその末期まっきでしかなかったが、彼女はその時代を知っていた。
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
真黄まっきに咲いた日廻草ひまわりそうは、脊高く延びて、朝日が、まだ東の空をほんのりと染めた間際まぎわに東を向いて開いたかと思うと、日が漸々ずんずん上って、南へ南へと廻る時分には、この大きな黄色の花輪は
(新字新仮名) / 小川未明(著)
……なにをか好んで、くつを作りむしろを織って、黄荒こうこう末季まっきを心なしに見ておりましょうや
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一度気をゆるめたが最後、少なくも氏を発足点とする日本の探偵小説は、見るもあわれな状態を展開するであろう。ちょうど、自然主義末紀まっきの日本の小説がそうであったように。