“まっきい”の漢字の書き方と例文
語句割合
真黄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狂熱きょうねつやすい弱い脳の私は刺戟されて、いうつらうつらと酔った様になってしまう、真黄まっきいな濃厚な絵具を一面にブチけたらしい菜の花と、例の光線が強く反射して私の眼はクラクラとまぶしい。
菜の花物語 (新字新仮名) / 児玉花外(著)
その瞬間に彼女は真黄まっきいに照り輝く光の中に投げ出された。芝生も泥の海ももうそこにはなかった。クララは眼がくらみながらも起き上がろうともがいた。クララの胸を掴んで起させないものがあった。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
真黄まっきいろな、燦然さんぜんたる、毒々しいはなだった。そこへ
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)