“末枯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うらがれ40.0%
うらが28.0%
すが28.0%
すがれ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かういふ條件のすべてを完全に備へ、しかも久保田君一流の寫實主義が、立派に成功したものが「戀の日」の卷頭を飾る「末枯うらがれ」である。
暫くこうした幻影が幻影を見ている間を、窓の外では、晩秋の光線が徐徐に日暮れに傾きつつ、樹樹の末枯うらがれた葉の影を深めてゆく。
旅愁 (新字新仮名) / 横光利一(著)
末枯すがれては見えますが、色ある花はにおい失せずで、何処やらに水気があって、若い時は何様どんな美人であったかと思う程でございますが
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
末枯すがれ小野をのもたらする
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)