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末枯
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すが
ふりがな文庫
“
末枯
(
すが
)” の例文
末枯
(
すが
)
れては見えますが、色ある花は
匂
(
におい
)
失せずで、何処やらに水気があって、若い時は
何様
(
どん
)
な美人であったかと思う程でございますが
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
同じ事を年に何度となく繰り返して行くうちに、
自然
(
じねん
)
と
末枯
(
すが
)
れて来る気の毒な女房の姿は、この男にとって
毫
(
ごう
)
も感傷の種にならないように見えた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
既
(
も
)
う
紅葉
(
もみじ
)
するのは、して、何時か
末枯
(
すが
)
れて了っている中に、ひょろ/\ッと、
身長
(
せい
)
ばかり伸びて、
勢
(
せい
)
の無いコスモスが三四本わびしそうに咲き遅れている。
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
朝夕のうす霜で
末枯
(
すが
)
れはじめたいらくさの小道をのぼって行くと、思いがけず茶色の石でつくられた祭壇風の建造物のよこへ出た。二メートルほどの高さで斜面から数本の柱が立っている。
道標
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
今
(
いま
)
は
末枯
(
すが
)
れぬ、そこにして
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
▼ もっと見る
末枯
(
すが
)
れてかなし牛込の
沙上の夢
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
今は
末枯
(
すが
)
れぬ、そこにして
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
枯
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“末枯”で始まる語句
末枯野