“紅葉”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
もみじ62.2%
もみぢ16.5%
こうよう16.0%
こうえふ3.2%
もみじば1.6%
もみぢば0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“紅葉”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸11.3%
文学 > 日本文学 > 日本文学4.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ちょうど紅葉もみじ時分で、王子おうじたきがわって瓢箪ふくべの酒を飲干して、紅葉を見にく者は
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
がらり、紅葉もみじ湯の市松格子が滑ると、角の髪結海老床えびどこの親分甚八、蒼白い顔を氷雨ひさめに濡らして覗き込んだ。
はじくもつてゐたそらがやうやうれて、蒼白あをじろきし紅葉もみぢてらしてゐる。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
紅葉もみぢは丁度見頃、差迫つた御用もない折をねらつて、錢形平次は、函嶺はこねまで湯治旅と洒落しやれました。
紅葉こうよう露伴ろはん樗牛ちょぎゅう逍遥しょうようの諸家初めより一家の見識気品を持して文壇にのぞみたり。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
本箱には紅葉こうよう全集、近松世話浄瑠璃せわじょうるり、英語の教科書、ことに新しく買ったツルゲネーフ全集が際立って目に附く。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
紅葉こうえふの句いまだ古人霊妙の機を会せざるは、独りその談林調だんりんてうたるが故のみにもあらざるべし。
先生此逆境に立ちて、隻手羅曼ロマン主義の頽瀾たいらんを支へ、孤節こせつ紅葉こうえふ山人の衣鉢を守る。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
見渡す限りの山々谷々には黄に紅に色を染めた幾億万葉の紅葉もみじばが錦を織って燃え上がっている。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
めさめし時は秋の日西に傾きて丘の紅葉もみじば火のごとくかがやき、松のこずえを吹くともなく吹く風の調しらべは遠き島根に寄せては返す波の音にも似たり。
詩想 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
裾は露、袖は涙に打蕭うちしをれつ、霞める眼に見渡せば、嵯峨野も何時いつしか奧になりて、小倉山をぐらやまの峰の紅葉もみぢば、月にくろみて、釋迦堂の山門、木立こだちの間にあざやかなり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)