“紅葉山”の読み方と例文
読み方割合
もみじやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それというのは、西裏御門の内にある大きなえんじゅの木が、紅葉山もみじやま御文庫の書庫を建てる都合で、ほかへ移し植えられることになったことである。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
江戸の大城たいじょう炎上のとき幼君を守護して紅葉山もみじやま立退たちのき、周囲に枯草の繁りたるを見て非常の最中不用心ぶようじんなりとて、みずから腰の一刀をぬいてその草を切払きりはら
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
紅葉山人というは青年時代に芝にすまっていたちなみから紅葉山もみじやまの人という意味で命じたので、格別ひねくらない処に洒落の風が現われている。第二に筆跡である。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)