“大城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいじょう44.4%
おほき33.3%
おほぎ11.1%
たいじやう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まるで五六歳の子供だ」と重太夫は望月吉太夫に囁いた、「江戸で大城たいじょうへあがっても、片刻として眼を放せません、まことにしんの病めることです」
若き日の摂津守 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
つきにうつ大城おほきつゞみしばして。くだちゆくを、たれか しまぬ
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
永くりてやうなきを思ひて、賢弟が菊花のちぎりある事をかたりて去らんとすれば、経久うらめる色ありて、丹治にれいし、吾を九九大城おほぎの外にはなたずして、つひにけふにいたらしむ。
失ひたる如くなれば將軍家御家督ごかとく御評定ごひやうぢやうとして大城たいじやう出仕しゆつしの面々には三家十八國主四溜老中したまりらうぢうには阿部豐後守あべぶんごのかみ政高。
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)