“出仕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅっし84.0%
しゆつし8.0%
しゅし4.0%
しゅつし4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その父は、しかも、とかく官途をきらって、鳥羽の院へも、御所の衛府えふへも、特に、召されでもしない限りは、出仕しゅっししたためしがない。
失ひたる如くなれば將軍家御家督ごかとく御評定ごひやうぢやうとして大城たいじやう出仕しゆつしの面々には三家十八國主四溜老中したまりらうぢうには阿部豐後守あべぶんごのかみ政高。
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そののち幾年いくねんって、おとこほうがあきらめて、何所どこからかつまむかえたときに、敦子あつこさまのほうでもれたらしく、とうとう両親りょうしんすすめにまかせて、幕府ばくふ出仕しゅししている
松村は相當に學問もあり、殊に蘭學が出來たので、外國掛がいこくがかりの方へ出仕しゅつしして、鳥渡ちょつと羽振の好い方であつた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)