“陰陽師”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おんみょうじ37.5%
おんようじ28.1%
おんみやうじ6.3%
おんやうじ6.3%
おんようし6.3%
オンミヤウジ6.3%
おむみやうじ3.1%
おんめうし3.1%
おんやうし3.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどそこには解脱寺げだつじ観修かんしゅうというえらいぼうさんや、安倍晴明あべのせいめいという名高なだか陰陽師おんみょうじ
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
神将 我々はあめした陰陽師おんみょうじ安倍あべ晴明せいめい加持かじにより、小町を守護する三十番神さんじゅうばんじんじゃ。
二人小町 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
元よりその時も御枕もとには、法師、医師、陰陽師おんみょうじなどが、皆それぞれに肝胆かんたんを砕いて、必死の力を尽しましたが、御熱はますます烈しくなって
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
また朝日の阿闍梨あじゃりという僧が、安倍あべぼうという陰陽師おんようじの家に忍び込んでいて、発覚してげ出そうとするところを見つけて、
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
何処いずこの町とも分らぬが、或処で寂心が偶然ふと見やると、一人の僧形の者が紙の冠を陰陽師おんようじの風体を学び、物々しげにはらえするのが眼に入った。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
阿波介あわのすけという陰陽師おんようじが法然に給仕して念仏をしていたが、或時法然がこの男を指して、
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
束帶のいかめしい殿上人てんじやうびと、五つぎぬのなまめかしい青女房、珠數をかけた念佛僧、高足駄を穿いた侍學生、細長ほそながを着たわらはみてぐらをかざした陰陽師おんみやうじ——一々數へ立てゝ居りましたら、とても際限はございますまい。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
束帯のいかめしい殿上人てんじやうびと、五つぎぬのなまめかしい青女房、珠数をかけた念仏僧、高足駄を穿いた侍学生さむらひがくしやう細長ほそながを着たわらはみてぐらをかざした陰陽師おんみやうじ——一々数へ立てゝ居りましたら、とても際限はございますまい。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それによると、近頃村へ來た陰陽師おんやうじ——何んとか坊の天惠てんけいといふ易者が、滅法當るといふ評判を取つて居るので、ツイ觀て貰はうかと思つてゐる矢先、手代の伊三郎が先驅けをして觀て貰ひ、
秋立つや何に驚く陰陽師おんやうじ
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
それと相談したとて先方が神でもなければ陰陽師おんようしでもなく、つまり何もわからぬとは知ッていながらなおそれでもその人とひざを合わせてわが子の身の上を判断したくなる。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
生霊いきりょう死霊しりょう、のろい、陰陽師おんようしの術、巫覡ふげきの言、方位、祈祷、物の、転生、邪魅じゃみ、因果、怪異、動物の超常力、何でもでも低頭ていとうしてこれを信じ、これを畏れ、あるいはこれに頼り、あるいはこれを利用していたのである。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
此風が陰陽師オンミヤウジ等の手にも移つたものと見えて、形代に種類が出来て、ミソギの為の物の外、かうした意味の物が庶民にも頒たれる様になり、遂には呪符の様な観念が結ばれて来たらしい。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
国々の語部カタリベの昔から、国邑の神人の淪落して、祝言職ホカヒとなり、陰陽師オンミヤウジの配下となつて、唱門師シヨモジン千秋万歳センズマンザイ・猿楽の類になり降つても、其筋がゝつた物語は、神の口移しの歴史で、今語られてゐる土地の歴史と言ふ考へ方は、忘れられきつては居なかつた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ああ眇目めうもく陰陽師おむみやうじ
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
陰陽師おんめうし、身の上を知らずが、もう、今から始まつてるのだ——馬鹿! 手めへのやうに執念深い鬼婆々アこそは、な、どうせ碌なことアねいのだ。」
泡鳴五部作:01 発展 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
花園 あれは都にかくれのない陰陽師おんやうしぢや。一體この家の奧には鬼が棲むか蛇が棲むか、占つて貰はうではないか。
能因法師 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)