“見破”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みやぶ90.0%
みや10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のどをゴロゴロらしていましたけれど、きたひとがおばあさんをだまして、かねかんがえであると、ねこは、そのひとはらなか見破みやぶりました。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
わざと自分の匕首あひくちで爺やを刺したのは金之丞の喰へないところで、錢形平次の智惠の底の底まで見破みやぶつたつもりの細工さ。
しかし、これにもまたいろいろ長短があり一概いちがいにはいえぬが、実はこれを見破みやぶるほどの食通しょくつうもいないので、商売繁昌はんじょう、客にもわかる人はきわめて少ない。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)