“みやぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
看破75.5%
見破17.0%
観破7.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌る朝、草川巡査に報告に行った時には、まさかこんな田舎の駐在所に居るッポコ巡査に、看破みやぶられるような心配はあるまい。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
わざと自分の匕首あひくちで爺やを刺したのは金之丞の喰へないところで、錢形平次の智惠の底の底まで見破みやぶつたつもりの細工さ。
そう言って助役は、歩きながらこの奇妙な事件の最後の謎——つまり十方舎の親爺が豚を盗んだ動機を彼のその優れた直観力で、どんな風に観破みやぶったかと言う事を、手短かに話し始めたんです。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)