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観破
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みやぶ
ふりがな文庫
“
観破
(
みやぶ
)” の例文
だが、武蔵は彼の秘妙な
技
(
わざ
)
が、何に依って起るかを、戦いのあいだに
観破
(
みやぶ
)
った。それは二刀流の原理と同じだからであった。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そう言って助役は、歩きながらこの奇妙な事件の最後の謎——つまり十方舎の親爺が豚を盗んだ動機を彼のその優れた直観力で、どんな風に
観破
(
みやぶ
)
ったかと言う事を、手短かに話し始めたんです。
とむらい機関車
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
色の
褪
(
あ
)
せた紺の
脚絆
(
きゃはん
)
、陽に
焦
(
や
)
けた、皮膚は黒いし、髪は埃にまみれている。誰が、どう見ても、飛脚屋である。江戸の同心と
観破
(
みやぶ
)
られッこはない。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なるほど、あなたが
観破
(
みやぶ
)
っているとおり、私は、蜂須賀村の仲間と共に、この岐阜へ流れて来た一人にはちがいありませんが、しかし、心はあの衆と同体ではありません。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
観
常用漢字
小4
部首:⾒
18画
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
“観”で始まる語句
観
観音
観物
観世音菩薩
観世音
観念
観方
観音様
観音堂
観客