“観方”の読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みかた100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
将来これからは俺らは女だけは。……それもお前のおかげで女の観方みかた変わったからよ。世間にゃお蘭ちゃんのような女もあると思やアなア。
猿ヶ京片耳伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかしこれらも間接のまた間接に云えば天下に影響しないとは限らない、否観方みかたによっては世界の大勢に幾分いくぶんか関係していないとも限らない。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
全体に門付かどつ物貰ものもらいのやからを、すべて人間の落魄らくはくした姿のように考えることは、やや一方に偏した観方みかたなのかも知れない。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
一時慰めようという慈悲心からか、それとも意地の悪い意味からか、それは観方みかた一つだが、とにかくこういうことをささやかれて、マタ・アリはそれを信じきっていた。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
それも茶盌の風情とか、人間味とか、観方みかたによっては、おもしろいとも眺められるが、女性の潔癖からは、到底男の持つこの瑕は、おもしろいなどと解されるはずもない。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と言うのは、単に母親と違った観方みかたを持っていることを示すために、急に恋を感じた気になった娘は、いきなりその場で、日本人の首に腕を廻して接吻してしまったからだ。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
そしてわたしの美女に対するこまかしい観賞、きりきざんだ小論はそうした書にしるしておいた。ここには総論的な観方みかたで現代女性を生んだ母の「明治美人」を記して見よう。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
涙をらした、センチメントを抜いたショオの芸術の深刻を、人生の観方みかたを私はあなたにすすめたい。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
これらの旧友に会うと、職業や宗教的思想、人生の観方みかたなどこそ随分違っているが心持は少しも変らぬ。
イエスキリストの友誼 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
剣のことばかりでなく、社会の観方みかた、人間の観方、すべてが一変していることはたしかである。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)