“観察”のいろいろな読み方と例文
旧字:觀察
読み方割合
かんさつ78.6%
みとお7.1%
みやう7.1%
スタディ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その予備知識よびちしきがあつて、ことさらにたずねてみたのだから、自然しぜんにこちらも、注意ちゅういぶかくこの重役じゅうやく態度たいど観察かんさつしていたわけである。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
戸野兵衛が頼み甲斐ある、誠心を持った武士であることは、既に宮家には観察みとおされておられた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
自分は此頃新聞社の勤務おつとめからして、創作に取掛つたが、此の創作は、或は観察みやうに依りては家庭問題に関連して居るかも知れぬ、最初は女学生を主人公にと娑婆しやばを出して
未亡人と人道問題 (新字旧仮名) / 二葉亭四迷(著)
それは、指を鳴らしたような出来事だった。私は、ルセアニア人へ話しかけようとしていた言葉を、唇の上でみ消したまま、この不可抗力による闖入者ちんにゅうしゃ観察スタディした。
踊る地平線:10 長靴の春 (新字新仮名) / 谷譲次(著)