“かんぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
看破66.7%
観破25.0%
寒波5.6%
勘破2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天狗てんぐがどんな立派りっぱ姿すがたけていても、すぐその正体しょうたい看破かんぱしてしまいます。
とにかく、私が気がつかなかったのにずばりと看破かんぱしたピース提督の科学の眼力のほどを、畏敬しないではいられない。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
智者はかえって智におぼれる——という。信玄は、誡めてみた。しかし、智を以てせずに、彼の智を観破かんぱすることはできない気もする。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたくしは、さっきから、この番頭の言葉に何かかすかななまりのあるのに気付きましたが、このおすんこによって秋田訛りであるのを観破かんぱしました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ひらきかけて黄にぞこごれる玉蘭はくれんは時ならぬ寒波かんぱ昨夜よべかいたりし
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
重い鉄材とセメントのブロックである警視庁の建物は、昨夜来の寒波かんぱのためにすっかり冷え切っていて、早登庁はやとうちょうの課員の靴の裏にうってつけてあるびょうが床にぴったりこおりついてしまって、無理に放せば氷を踏んだときのようにジワリと音がするのであった。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
双方とも社交を離れて勘破かんぱし合うのです。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)