“語部”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カタリベ50.0%
かたりべ35.3%
カタリ8.8%
かたり5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われ/\のオヤたちの、此の国に移り住んだ大昔は、其を聴きついだ語部カタリベの物語の上でも、やはり大昔の出来事として語られて居る。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この二つは、持統天皇と志斐嫗しいのおみなとの御問答歌である。此老女は語部かたりべなどの職にいて、記憶もよく話も面白かったものに相違ない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
その時、語部カタリの尼が歩み寄つて來るのを、又まざ/″\と見たのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
その時、語部かたりの尼が歩み寄つて来るのを又まざ/″\と見たのである。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)