“語音”の読み方と例文
読み方割合
ごいん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああお変りもなくと、人々は眼をこらして老公の健康を、その皮膚やまなざしやひげ語音ごいんや、あらゆる容子ようすからさぐり見るのだった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雨脚あめあしがややはげしくなり、空は暗くばかりなっていく。宿直とのいの侍が怪しい語音ごいんで家の外を見まわりに歩き
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
西比利亜では犬を「エンヌ」といふさうで語音ごいんや似通つておる。或は日本犬と同種族であるまいかといふ説があるさうだが、如何さまもありさうな事だわい
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)