“細長”の読み方と例文
読み方割合
ほそなが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神楽坂かぐらざかへかゝると、ひつそりとしたみちが左右の二階家にかいやはさまれて、細長ほそながまへふさいでゐた。中途迄のぼつてたら、それが急に鳴りした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
はなれさうではなれないつばめむれは、細長ほそながかたちになつたり、まるかたちになつたりして、むらそらたかいところをそろつてつてます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
そのうちに、黄色きいろの、ちいさなはなきました。そのはなのしぼんだあとには、あおあおい、細長ほそなががなったのであります。
遠くで鳴る雷 (新字新仮名) / 小川未明(著)