遠くで鳴る雷とおくでなるかみなり
二郎は、前の圃にまいた、いろいろの野菜の種子が、雨の降った後で、かわいらしい芽を黒土の面に出したのを見ました。 小さなちょうの羽のように、二つ、葉をそろえて芽を出しはじめたのは、きゅうりであります。 そのほかにもかぼちゃ、とうもろこしの芽な …
作品に特徴的な語句
しも うえ はつ 雨上あめあ なか かたむ さき はい なか そと よる いえ かれ 文字もじ あたら ほう にち はは 毎年まいとし あいだ かみなり おと あたま 一人ひとり 上手じょうず 両岸りょうがん 乞食こじき 二郎じろう ひく 何度なんど まえ いさ にお きた 午後ごご あつ あわ はたけ 垣根かきね すみ こえ なつ ゆめ おお 大喜おおよろこ いもうと 姿すがた 子供こども うち さむ 寝入ねい ちい やま きし かえ 幾里いくり ひろ とこ かげ あと こころざし おも 悠々ゆうゆう かん ひろ にぎ たび うつ 時分じぶん 晩方ばんがた むら ぼう もり たの はし 欄干らんかん