“寝入”のいろいろな読み方と例文
旧字:寢入
読み方割合
ねい80.0%
ねいり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう思って糟谷かすやはまたつまや子の寝姿ねすがたを見やった。なにかおもいものでしっかりおさえていられるようにつまや子どもは寝入ねいっている。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
夜明け方にちょっと目をさまして、頭をもたげ、感きわまってあたりをぐるぐる見回したが——それなりまた寝入ねいってしまった。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
さては我をたすくるならんと心大におちつき、のちは熊とせなかをならべてふししが宿の事をのみおもひて眠気ねむけもつかず、おもひ/\てのちはいつか寝入ねいりたり。
大急で帰宅かえって土間にどしりと俵を下した音に、泣き寝入ねいりに寝入っていたお源は眼を覚したが声をださなかった。そして今のは何の響とも気に留めなかった。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)