“虚弱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きよじやく33.3%
ひよわ33.3%
よわい16.7%
きょじゃく8.3%
たよわ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お前からいふと、おれ虚弱きよじやくだからとひたからうが、俺からいふとお前が強壯きやうさうぎるとひたいね。しか他一倍ひといちばい喧嘩けんくわをするからいぢやないか。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
しょっちゅうとびついて、そんな風に自分たちの虚弱ひよわい体の重みでもって、壁紙のまだらな色模様をし出しているのだった。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
「その男が虚弱よわいからだ。その男が病気だからだ。そうだ少くとも神経のな」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
人夫の群れにまじって、馴れぬわざをしておったをふと見かけて、旧縁を思い、供に加えて連れもどったが、もともと虚弱きょじゃくな商家の息子、この城内においてみても、さて何を
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
足下そこのごとく虚弱たよわき人のかくうれひに沈みしは、神仏に祈りて一四六心ををさめつべし。一四七刀田とださとにたふとき一四八陰陽師おんやうじのいます。