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捺
ふりがな文庫
“捺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
お
91.3%
つ
3.7%
なす
1.8%
おし
0.9%
な
0.9%
おさ
0.5%
なつ
0.5%
や
0.5%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お
(逆引き)
そしてようやく、復職のめどもつき、あとは
殿帥府
(
でんすいふ
)
最高の大官、
高
(
こう
)
大将の一
印
(
いん
)
が書類に
捺
(
お
)
されれば……というところまで
漕
(
こ
)
ぎつけて
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
捺(お)の例文をもっと
(50作品+)
見る
つ
(逆引き)
その店に縁故の深い人の世話で、叔父の三吉にも身元保証の判を
捺
(
つ
)
かせ、当分は見習かたがた外廻りの方をやっていた。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
捺(つ)の例文をもっと
(8作品)
見る
なす
(逆引き)
彼はほんの一瞬間、乾いた彼の唇の上へこの蝶の
翅
(
つばさ
)
の触れるのを感じた。が、彼の唇の上へいつか
捺
(
なす
)
つて行つた翅の粉だけは数年後にもまだきらめいてゐた。
或阿呆の一生
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
捺(なす)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
おし
(逆引き)
取替
(
とりかは
)
せしに
後藤
(
ごとう
)
平
(
へい
)
四郎と申名の下に
捺
(
おし
)
たる
印形
(
いんぎやう
)
は幸之進の實印に
相違
(
さうゐ
)
なく然れども
夫
(
それ
)
ばかりにて
定
(
さだ
)
め
難
(
がた
)
しと
存
(
ぞんじ
)
茶屋
(
ちやや
)
へ
參
(
まゐ
)
り
腰
(
こし
)
の物を
改
(
あらた
)
め見候に
本夫
(
をつと
)
の
脇差
(
わきざし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
捺(おし)の例文をもっと
(2作品)
見る
な
(逆引き)
大事の
曙光
(
しょこう
)
に一
抹
(
まつ
)
の黒き不安を
捺
(
な
)
すってしまった! もし
向後
(
こうご
)
渭山
(
いやま
)
の城に妖異のある場合はいよいよ家中の者に不吉を予感さするであろう。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
捺(な)の例文をもっと
(2作品)
見る
おさ
(逆引き)
校長は
薄髯
(
うすひげ
)
のある、色の黒い、目の大きな
狸
(
たぬき
)
のような男である。やにもったいぶっていた。まあ精出して勉強してくれと云って、
恭
(
うやうや
)
しく大きな印の
捺
(
おさ
)
った、辞令を
渡
(
わた
)
した。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
捺(おさ)の例文をもっと
(1作品)
見る
なつ
(逆引き)
また大婚式記念郵便切手の発行せられし時都人各近鄰の郵便局に赴き局員に
請
(
こ
)
ひて、記念当日の
消印
(
けしいん
)
を切手に
捺
(
なつ
)
せしむ。南岳
輙
(
すなわち
)
春画を描きたる絵葉書数葉を手にし郵便局の窓に
抵
(
いた
)
りて消印を請ふ。
礫川徜徉記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
捺(なつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
や
(逆引き)
と是から血を出し、
我
(
わが
)
姓名の下へ
捺
(
お
)
すとは
痛
(
ひど
)
い事をしたもので、ちょいと切って、えゝと
捺
(
や
)
るので、
忌
(
いや
)
な事であります。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
捺(や)の例文をもっと
(1作品)
見る
捺
漢検準1級
部首:⼿
11画
“捺”を含む語句
捺染
捺印
捺塗
捺羅僧伽補多跋摩
捺摺
押捺
金箔捺
鰻捺
印捺
跋捺囉嚩底
空捺
盲判押捺
捺草
捺羅僧伽
捺染物
捺形
捺印者
捺印的
御捺印
“捺”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
谷崎潤一郎
佐々木邦
中里介山
高浜虚子
吉川英治
小栗虫太郎
江戸川乱歩
野村胡堂
蒲原有明