“後藤”の読み方と例文
読み方割合
ごとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまりの事に人々出す言葉を知らざりき。倶楽部員は二郎の安全を祝してみな散じゆき、事務室に居残りしは幹事後藤ごとうのみとなりぬ。
おとずれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
岩倉大使一行の帰朝、征韓論の破裂、政府の分裂、西郷以下多くの薩人の帰国、参議副島そえじま後藤ごとう板垣いたがき江藤えとうらの辞表奉呈はその結果であった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そへて差上申べしと云ければ後藤始め大いに悦び夫は何よりの幸ひ何分頼むと有りけるに八五郎は後藤ごとうならびに夫婦の者の素性すじやうくはしく書状にしたゝめ是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)