“ごとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
梧桐35.3%
後藤26.5%
五島23.5%
五頭5.9%
五十2.9%
五斗2.9%
後董2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縁側から外をうかがうと、奇麗な空が、高い色を失いかけて、隣の梧桐ごとう一際ひときわ濃く見える上に、薄い月が出ていた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
門野が隣の梧桐ごとう天辺てっぺんまで水にして御目にかけると云って、手桶の底を振り上げる拍子に、滑って尻持しりもちを突いた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
後藤ごとう男爵が少年のころ、何かの折りに、岩倉公いわくらこうの前にされ、菓子をもてなされた。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
倶楽部員は二郎の安全を祝してみな散じゆき、事務室に居残りしは幹事後藤ごとうのみとなりぬ。
おとずれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
伊豆の島には対馬つしま五島ごとうなどのように、鹿は住んでいなかったから是だけは無理な附け方であるかも知れぬ。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
晴衣はれぎという語は標準語中にもなお存し、褻衣けぎという語も対馬つしま五島ごとう天草あまくさなど、九州の島々には方言として行われている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あはれ、うみわうなる巨鯨きよげい五頭ごとう七頭しちとう微塵みぢんとなつて
五頭ごとうパイプ
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
形見かたみむすめ只一人たゞひとりおやぬを鬼子おにことよべどとびんだるおたかとて今年ことし二八にはちのつぼみの花色はないろゆたかにしてにほひこまやかに天晴あつぱ當代たうだい小町こまち衣通そとほりひめと世間せけんさぬも道理だうりあらかぜあたりもせばあの柳腰やなぎごしなにとせんと仇口あだぐちにさへうはされて五十ごとう稻荷いなり縁日えんにち後姿うしろすがたのみもはいたるわかものは榮譽えいよ幸福かうふくうへやあらん卒業そつげふ試驗しけん優等證いうとうしようなんのものかは國曾議員こくくわいぎゐん椅子いすにならべて生涯しやうがい希望きばうひとつにかぞへいるゝ學生がくせいもありけり
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それでもわたしはここの舞台で「弓張月ゆみはりづき」の濛雲国師もううんこくしや、「扇屋熊谷おうぎやくまがい」の姉輪平次や、「ふたおもて」の法界坊や、「腰越状こしごえじょう」の五斗ごとうや、「廿四孝にじゅうしこう」の横蔵や、「太十たいじゅう」の光秀などを見た。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
母親は内縁の若い後妻で入籍して無かったし、寺には寺で法縁上の紛擾ふんじょうがあり、寺の後董ごとうは思いがけない他所よその方から来てしまった。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)